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    霧島戦記

     
           

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    霧島防衛軍水上戦闘部隊
    第一師団第3艦隊
    Kirishima Defence Force
    The first Water combat troop The third Division fleet

    霧島防衛軍のうち戦闘艦と哨戒艇で構成される部隊を水上戦闘部隊と呼ばれる。

    第1師団は主力艦隊クラスで戦艦5隻、巡洋艦20隻、護衛艦40隻、駆逐艦90隻で構成される。
    この戦力を5分割して主力艦隊と称され各主島に配属される。艦隊は有事の際の実質の戦力となる。

    第2師団は哨戒艇、駆逐艦など特に足の速い艦艇で構成され、哨戒・警戒・国境監視・偵察支援などを行う。
    第2師団は各主島によって所属する艦隊数がことなっており、一番多いイーストゲート島では23もの部隊を抱える。
    また、第2師団に所属するすべての部隊は有事の際”先行隊”となる。先行隊とは敵性勢力による侵攻を受けた際、状況が特に不明な場合偵察を行い、状況を確認して指令本部に伝達するのが任務である。不明な状況が出現した場合命令を待たず直ちに出撃、状況不明地域を明らかにする。

    第1師団第3艦隊は本島の南、テニアン島に所属する主力艦隊。
    3次大戦中デモ隊を支援してテレジア首都に進攻し、クラウン掃討に大きく貢献した。
    戦艦1隻、巡洋艦4隻、護衛艦8隻、駆逐艦18隻を抱える。
    旗艦は金剛級戦艦”霧島”。本島所属の金剛級戦艦”金剛”の妹分にあたる。

    霧島は射程50Kmの35センチ速射砲を主砲とする。これは35センチ径の砲弾を1分あたり20発を発射できる。
    砲弾は常時は目標付近で自爆し、内部の鉄片を飛ばして目標を攻撃する対空・対ミサイル迎撃砲弾、通称32式弾を備える。
    対艦攻撃の際は砲弾内部の化学反応を利用して強力な電気を発生させ、着弾直後に敵電気系統ショート・麻痺させる対艦・対地兵器攻撃弾、通称49式弾と通常の徹甲砲弾である20式砲弾を使用する。
    また、船体側面に8つの再装填型ミサイル発射管と煙突前に8本のハープーン発射機を備える。
    従来のVSL(ミサイル垂直発射機)は一本のミサイルに対し1本の発射管が固定されていた。
    3次大戦タロン侵攻戦において、テレジア艦に小威力の対艦ミサイルがVSLに命中、装填中のミサイルが誘爆するという事故が起こった。
    金剛級では事故を踏まえ予備ミサイルを船体中央に配置した専用の弾薬庫に寝かせて置き、大規模な誘爆を防ぐことをねらっている。発射の際は船体内部の弾薬庫からレールによって発射管まで運ばれ、全行程において船外に露出させずに再装填される。
    スペース効率がよく、より長い時間作戦行動をとることができる、という効果もあったようだ。

    艦隊指令は第3代霧島艦長エマ・ヴィンセントが務めている。
    霧島初の女性司令官で、司令官最年少でもある。
    戦艦霧島クルーはよく羨望の対象となるがその一端を手伝っていたりいなかったりするらしい。